新 人 哀 歌   

    昭和38年の新人合宿は4月末から5月の連休に、雪の残る徳本峠を越え小梨平にテントを張り

    岳沢で雪上訓練を行いました。 県の杜〜松本駅まで歩く間にバテル新人も居ました

    島々駅から徳本峠を越えて上高地まで一日行程でしたが、バテバテでした。

    唯一覚えているのは、峠から「初めて見る明神・前穂高の雄姿」と「初めて歩く雪道の辛さ」です。
  
    炊事は、河原の石を積んで竈を作り流木を拾ってきて薪として大きな鍋・釜を据えてでした。

    この歌は、薪の煙に涙を流す二年1組の先輩から、団扇を煽ぎ同じく涙を流して教えられました。

    その時はピンと来ませんでしたが、二年1組・三年2組・四年3組と段々部暦が増えて

    雲に中から雲の上へと登らされると、2番3番6番の各キャラクターの顔が具体的に浮かび

    新人から遠ざかるほど歌った不思議な歌でした。


 
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