信州大学 学士山岳会60周年記念事業


  第二チーム 090624 更新  
   

信州大学60周年記念事業マナンヒマール登山隊

「 登山計画書 」 090514 更新

マナンヒマール写真 090624 訂正

岳沢訓練風景 090602 更新

1.目的

中高年層で構成される第2隊は、アンナプルナU峰の北面に位置するマナンヒマールのピサンピーク(6091m)、チュルーファーイースト(チュルー最東峰 6038m)、チュルーイースト(チュルー南東峰 6429m)の複数座を登攀することにした。第2隊の隊員の構成は、8000m経験者もおれば、海外遠征が初めての隊員もおり、職種も多様で7名中6名の隊員が還暦を過ぎている。このような我々が60周年の呼びかけに有志が集い共通の目標に向かって進むことになった。本隊の構成上、遠征までの間に最新の登山医学(高度順応等)を学び無理のない高度馴化を行えるタクティクスを立案し、国内合宿などで意識の高揚と体力の増強を行い、全員が登頂できる体制で遠征に臨みたい。

2.日時

2009年9月中旬から10月末  (別紙 「海外事業全隊日程」を参照)


3.概略日程   2009913日ごろ日本出
  918日ごろカトマンズ出
  925日ごろピサンBC入り 登攀活動
  10月3日ごろチュルーBC入り登攀活動
  1010日ごろ登攀活動終了、隊を2班に分け
    1班はペリヒマール登山隊支援トレッキングへ
    2班は小川勝氏の追悼祭に参加のため帰路トレッキング
  1020日ごろ 第2班カトマンズ着 翌日帰国
  1024日ごろ 第1班カトマンズ着
  1028日ごろ  第1班帰国

4.メンバー

金子鉄男・駒井 浩・佐藤邦彦・神野国昭・小林元紀・山内哲文
   サーダー1名・高所ガイド5名


BCスタッフ コック1名、キッチンボーイ1名、ローカルキッチン2

5.登山概要

 ピサンピーク(6091m)の登頂

BC(4370m)建設後、全員でルート工作と荷揚げ、順応活動を行う。極地法としてC1(5420m付近)BCC11000mを越える標高差があるので、高度順応用に必要に応じて中間点にABCを出す。C1からコンテロープ使用、頂上直下の10ピッチはフィックスロープを使用。頂上直下は逆層帯であり新雪時の雪崩に注意を要す。その他BCの水補給も問題である。約10日間の登攀期間以内に登攀できなくともチュルーBCへ向かう。

○ チュルー最東峰(6038m)とチュルー南東峰(6429m)の登攀

サンピークでの登攀活動で高度順応が出来てきており、登攀主体のタクティクスをとる。
BC(4700m)建設後、全員がC1(5420m)に集結、隊を2班に分けチュルー最東峰(6038m)とチュルー(6429m)の登攀を行う。登攀日程、体力的に余裕があれば、全員がC1(5420m)に留まり各班が逆のサッミットをめざす。

○ 登攀中と登攀後の活動

ピサンピークの登攀活動を終える10月初めに、第3隊のアンナプルナサーッキット隊の来訪支援を受ける計画となっている。その後チュルー登攀活動を終えた後に隊を2分する。第2隊自身も、1班の金子・駒井・神野・小林はペリヒマール山域でアルペンクライムを行っている第1隊の支援のためナルコーラを遡上し、プーガオン奥のヒムルンBCに向かう支援トレッキングを行う。2班の佐藤・山内はバラトブールに向かって帰路トレッキングを行い、再び第3隊及び第4隊の小川勝追悼隊と合流し追悼祭を行って帰国する。

6.費用概算

○国内費       1.675.000
○国外費       4.640.000  4.258.000
合  計        6.315.000  5.993.000
             (1$=120円)(1$=110円) 

7.隊員名簿

金子 鉄男 隊長(装備、タクティクス担当)
 生年月日  1945年10月9日生まれ 
 住  所  大阪府 寝屋川市

登山経歴

1996年  秋 ラトナチュリ(7035m、ネパール)初登頂
四季を通じて日本国内の山岳を経験

駒井 浩 (記録担当)
  生年月日  943年3月10日生まれ 
  住  所  兵庫県 神戸市東灘区
 登山経歴
四季を通じて日本国内の山岳を経験

佐藤 邦彦 (タクティクス、気象)
  生年月日   1943年4月1日生まれ
  住  所    福島県 郡山市


登山経歴

1967年  ネパール・ トレッキング(4ヶ月)
1998年  マッター・ホルン(スイス)  登頂
       モンテ・ローザ (スイス)  登頂
1999年  友誼峰 (中国新疆 4300m)
2000年  タラ・リ (チベット 6500m)
2001年  ヤンラ・カンリ(チベット 7400m)
2002年  チョー・オユー(チベット 8201m)登頂
2003年  ガッシャブルム2峰(パキスタン 8035m)
2004年  ムスターグ・アタ (中国新疆 7546m)
       サカル・サール  (パキスタン 6272m)登頂
2005年  ニンチン・カンサ (チベット 7206m)
2007年  プモ・リ (ネパール 7156m)


神野 国昭 (環境担当)
  生年月日    1943年10月21日生まれ 
  住  所    兵庫県 芦屋市

登山経歴

四季を通じて日本国内の山岳を経験


小林 元紀  (食料担当,会計)
  生年月日    1944年2月5日生まれ 
  住  所     岐阜県 多治見市

登山経歴

2004年8月 モンブラン
四季を通じて日本国内の山岳を経験



山内 哲文  (渉外、会計担当、装備)
  生年月日    1964年12月21日生まれ
  住  所    兵庫県 神戸市東灘区

登山経歴

2004年  夏 ワスカラン(6768m,ペルー) 5700m付近で撤退
四季を通じて日本国内の山岳を経験





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